
ピンク・フロイドの狂気 / マーク・ブレイク
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天才シド・バレットがピンク・フロイドに落とした影 2005年のライブ8を皮切りに始まる本書は、ファースト・アルバムの「夜明けの口笛吹き」から代表作「狂気」までに焦点を当てている。幼い頃からカリスマ性があり異彩を放っていたシド・バレット。ドラッグに傾倒した彼はファースト・アルバムであり名作「夜明けの口笛吹き」を制作したが、逆にドラッグが足かせとなり脱退を余儀なくされる。ファースト・アルバムにしか関わっていないが、脱退後もメンバーの精神状態に影響を与えるシド・バレットは本書の主人公だと言える。
ピンク・フロイドの代表作といえばシド・バレット脱退後に発表された「狂気」になるが、今の若手のインディーズバンドに「夜明けの口笛吹き」が与えた影響も大きい。それは現在盛り上がっているUSインディーのアーティスト達、特にアニマル・コレクティブやウッズなどを聞けば分ってもらえるだろう。思わずシド・バレットが脱退せずにピンク・フロイドとして活動していたら…なんて不毛な想像をしてしまう。
「狂気」についてだが、筆者の様な二十代の若輩者がどうこう言える事なんか無い。などと言いながらその若造、生意気にもアメリカのカリフォルニアで開催されたコーチェラ・フェスティバル2008でロジャー・ウォーターズの「狂気」完全再現ライブを見る機会に恵まれた。とてつもないスケールで再現されたその時のライブは人生のベストアクトの中の一つに入っている。「狂気」はモーツァルトやベートーベンの作った楽曲の様に、何百年後も演奏され続ける作品になるに違いない。
text by 和気充郎
■目次
第一章 Pigs Have Flown
第二章 The Endless Summer
第三章 A Strange Hobby
第四章 Waking the Grapevine
第五章 The Spaces Between Friends
第六章 New Car, Caviar
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