
Bagdad Batteries / THE ORB CD+Tシャツセット L
¥8,229 税込
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クラブ帰りの明け方に聴きたいジ・オーブのマスターピースを数量限定Tシャツとセットで!
イギリスのアンビエント・テクノの重鎮、ジ・オーブの『Baghdad Batteries』の発売を記念して行なわれた来日ツアー。これは、京都・名古屋・東京の会場名がプリントされた限定ツアーTシャツとCDのセットである。
『Baghdad Batteries』は、ドイツ人のヴェルナー・ブーテ監督の映画『Plastic Planet』のサウンド・トラックをきっかけに制作されたものだ。プラスティックが生命や人類に及ぼす影響を描いた90分のドキュメンタリー映画で日本ではまだ公開が決定していない(2010年7月現在)。
契約上、映画と同名のタイトルを付けることはできなかったとして、アレックス・パターソンは「バグダッド・バッテリー」というタイトルを考えた。
バグダッド・バッテリーとは、1936年にイラクの首都バグダッド近郊のホイヤット・ランプファ遺跡で発見された約2000年前の土器の壺。土器の内部に銅版で出来た円筒があり、アスファルトで出来たふたで円筒と鉄棒は絶縁されていることなどから、古代の電池だったのではないかという論争があった代物だ。
WEBマガジンOTOTOYのインタビューでアレックス・パターソンは、「古代テクノロジーをタイトルにすることによって〈テクノロジーの進化〉というテーマで映画と関連を持たすことにしたんだ」と語っている。そんな企画性もあってか、ジャケットやライナーノーツにはレモンに電極をさした「レモン電池」が描かれている。Tシャツのモチーフや地色もレモンであり、ピリリとしながらかわいらしさをも漂わせる。
さて、本作はオーブ初期の頃からの盟友でありジャーマン・テクノの大御所、トーマス・フェルマンを迎えてORBSESSIONSシリーズの第3弾として作られた。聴いてみると、実にオーブらしい多層に重なった美しい環境音楽で、力を抜くことを楽しむ「チル・アウト」なひとときに聴くととてもハマる。
かつてクラブ帰りの明け方に、家で環境音楽をよく聴いていたというアレックス・パターソン。そのとき聴いていたブライアン・イーノやタンジェン・ドリームなどの楽曲をミックスし、ハウスやヒッポ・ホップのビートを加えながら、チルアウト・ミュージックを追求していったのが、ジ・オーブの始まりともいう。
本作のやさしげなアンビエントのメロディーは、そんなジ・オーブの原点とも言えるサウンド。リラックスしたいときにもってこいのアルバムだ。
太古の電池名をタイトルにし、レモン電池の写真をデザインしたジャケット。レモンに電極をさすと電流が流れるって知ってた?
レモン電池の取説書のようなライナーノーツ。日本語解説は朝日新聞の記者である近藤康太郎が執筆。
Tシャツのバックには2009年9月に行なわれた来日ツアーの日程と会場名がプリントされていて、ファンにはうれしい一品。
Text by 草刈朋子
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トラックリスト:
1 Styrofoam Meltdown
2 Chocolate Fingers
3 Baghdad Batteries
4 Ravens Reprise
5 Dolly Unit
6 Super Soakers
7 Suburban Smog
8 Orban Tumbleweed
9 Pebbles
10 Woodlarkin
11 OOPA
*bonus track
12 Dolly Unit (Majestic Flowing Remix)
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