コントロール B2ポスター | fundom

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コントロール B2ポスター

¥524 税込

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ュー・オーダーの前身としても知られるジョイ・ディヴィジョン。彼らは、1976年にマンチェスターで行われたセックス・ピストルズのライブをきっかけに結成された。しかし、その音楽はパンク・ロックのように外に放出される熱気とは異なり、孤独や絶望感に満ちた等身大の歌詞や無機的なビートを特徴とした。彼らの作る音楽はポスト・パンクと呼ばれ、のちに続くアシッド系ダンスミュージック、オルタナティブ・ロック興隆の布石となっていく。そんなジョイ・ディヴィジョンに影響を受けたのはミュージシャンだけではなかった。本作の監督であり、高名なロック・フォトグラファーのアントン・コービンもまた、そのうちのひとりだった。

アントン・コービンは、若かりし頃、このマンチェスター出身バンドのアルバムに刺激を受けて、オランダからイギリスに移住した経験を持つ。その理由についてこのように語っている。

「オランダでのロック・シンガーは趣味の延長線でしかないのに対し、イギリスではロック・シンガーが真剣に人生から逃避していることに打たれたのです」と。

映画『コントロール』は、そんなジョイ・ディヴィジョンで作詞とボーカルを手がけ、カリスマ的な人気を博したイアン・カーティスにスポットを当てた作品だ。妻のデボラ・カーティスが書いた『タッチング・フロム・ア・ディスタンス』を原作に、アントン・コービンは、この23歳の若さで自殺した青年の苦悩に満ちた私生活を、まるで光と影のような白黒のコントラストで描いた。ロック界の寵児となった一方で、持病の癲癇に悩み、二人の女性の間で自己嫌悪に陥り、自分を憎み、自分を追いつめていくナイーブさの対比でもある。それがこのポスターにも表れていて、ぐっとくる。

そう、影がなければ光も存在しないのだ。イアン・カーティスの死、つまりジョイ・ディヴィジョンの死はイギリスにおけるパンク・ムーブメントの熱を一気に冷却したかもしれないが、それを糧にニュー・オーダーは誕生し、次に続く新たな狂騒の時代−DJとクラウドを主体とした、エクスタシーに満ちたセカンド・サマー・オブ・ラブの時代−を生むに至ったのだ。

ちなみに、インディーズ・レーベル「ファクトリー」の創設者としてジョイ・ディヴィジョンを世に送り出し、本作『コントロール』の共同プロデューサーも務めたトニー・ウィルソンは、映画完成の1年後に心臓発作で亡くなっている。しかし、本作のポスターのクレジットには、トニー・ウィルソンの名前はなぜか明記されていない。ちょっとした謎である。


バンドのボーカルで、役者としてはほぼ新人のサム・ライリー。あるときイギリスのパブで演奏したときに、「イアン・カーティスがローリング・ストーンズをやっている」という形容詞がついたほど風貌が似ているだけに、まるでイアン本人が乗り移ったかのようでもある。サム・ライリーは、本作出演後、イアンの愛人役を演じたアレクサンドラ・マリア・ラフとめでたく結婚している。



text by 草刈朋子

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