シャロウグレイブ パンフレット | fundom

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シャロウグレイブ パンフレット

¥1,528 税込

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『トレスポ』の監督ダニー・ボイルの記念すべき処女作。コレクション必須のパンフレット!    ダニー・ボイル監督の処女作『シャロウ・グレイブ』は、日本での知名度は低いが、本国イギリスでは「タランティーノを越えた」と高く評価された作品。

ダニー・ボイルは「Shallow grave=浅い墓」と名づけた本作で、スコットランドの瀟洒なフラットに暮らす経済的にも自立した3人のヤッピーを登場人物に選んだ。ひとりはユアン・マクレガー扮する挑発的なジャーナリストのアレックス、紅一点でダイアナ妃のような雰囲気の医師のジュリエット、まじめな会計士のデビッドだ。彼らの気ままな共同生活が、4人目のルームメイトが大金の詰まったトランクを残して過剰摂取で死んでしまったことによってほころびはじめる。

まず、死体をバラして埋めるはめになった会計士のデビッドが、まっさきに精神のバランスをくずしサイコパスに変貌していく。残った2人は結託するわけでもなく、フラットというある種の密室のなかで金を巡る攻防戦を繰り広げていく。スコットランドの労働者階級の若者の青春を取り上げた『トレインスポッティング』とは印象は異なるが、「友情と裏切り」という同じモチーフがここでも展開されているのだ。

そんなブラックでシニカルな感性を、映画評論家の大森さわこは、タランティーノやシンガー、コーエン兄弟ら若手の才人たちに通ずるダークサイド志向と言い、評論家の滝本誠はスコットランド人特有の自虐的ユーモアだと、パンフレットにおいて評している。

タフでダークな笑いが最高潮に達するのがエンディングのシーンだ。包丁で刺されながらもひとり勝ち残ったように見えたユアン・マクレガーだが、別の見方をすると、実際には死んでいたのではないか?という疑念が沸く。真相は謎だが最後まで油断させない映画であることは確かだ。

『シャロウ・グレイブ』の本国での成功を経て、ダニー・ボイルは次作『トレインスポッティング』で世界的なヒットを飛ばした。日本では渋谷シネマライズで33週の驚異的なロングランを飛ばし、単館映画ブームやイギリス映画ブームのきっかけとなった。

ヘロイン中毒の若者と仲間たちとの悲惨な青春を描き、イギー・ポップやアンダーワールドらの楽曲やスタイリッシュな映像で気持ちをガツンとあげていくこの映画が、ドラッグがさほど日常化していない日本で受け入れられたのは、なぜだろうか。

96年から98年頃とは、日本国内の音楽CDのセールスがピークに達した時期。裏原宿が注目を集め、自分だけのマニアックな音楽やファッションを掘り当て、それを武器に都市をサバイブしていこうとする若者が増えた。それは日本に限ったことではない。そんな90年代の若者の感性の素地があったからこそだろう。

監督のダニー・ボイルはパンフレットのインタビューでこのように語っている。
「都市の感性と結ばれた笑いだと思う。環境がタフなだけによりダークなユーモアになる。笑いがタフでダークになれば拒否反応を起こす人々も出てくる。でも、こうした笑いがサバイバルの方法だし、個として在ることを保つ方法ともなる」

「サバイバル」はダニー・ボイル作品に一貫したテーマである。2008年のイギリス映画「スラムドッグ$ミリオネア」でも、インドのムンバイを舞台にスラム育ちの青年の逆境を乗り越えていく姿が描かれ、アカデミー賞の作品賞をはじめとする8冠を達成した。

そんなダニー・ボイルのサバイバルの原点をこの作品で確かめてほしい。     シャロウ・グレイブ
原題:Shallow Grave
製作国:イギリス
製作年:1990年
公開年月日:1996/11/09
製作会社:フィグメント・フィルム作品

監督:ダニー・ボイル
EP:アラン・スコット
製作:アンドリュー・マクドナルド
脚本:ジョン・ホッジ
撮影:ブライアン・テュファノ
美術:ケイヴ・クイン
音楽:サイモン・ボスウェル
編集:マサヒロ・ヒラクボ
衣装(デザイン):ケイト・カリン
字幕:石田泰子

出演:ユアン・マクレガー、ケリー・フォックス、クリストファー・エクルストン、キース・アレン、ケン・スコット、ドリン・マクレディ、ジョン・ホッジ

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