エリザとエリック パンフレット | fundom

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エリザとエリック パンフレット

¥1,528 税込

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フレンチポップ・フレーバーに隠されたヴィルジニー・テヴネの毒をパンフレットで読もう。          フランスの女優であり『ガーターベルトの夜』の監督としても知られるヴィルジニー・テヴネは、本作をジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』へのオマージュとして制作した。テーマはズバリ「両性具有と思春期」だという。

双 子のようにそっくりな姉弟のエリザとエリック。母親を亡くし、二人きりで暮らしている彼らは、行動や会話、考え方、そしてオナニーのタイミングまで一緒。 一卵性双生児のように、呼応し合い、互いに充足し合っている。性別もはっきりしない。男性的であり、かたや女性的。水面に映った自らを愛してしまったギリ シャ神話のナルキッソスのように自己愛的でもある。そんな二人の親密な世界が崩壊していくまでが描かれる。

「両性具有と思春期」という テーマは、役者を選ぶテーマでもある。ジャン・コクトーの文学作品が表わすように、両性具有的な世界はヨーロッパの文学や芸術において退廃的な美とともに 語られてきた。日本でも、萩尾望都や竹宮恵子を原点とする耽美的な漫画に通じる世界観が確立しており、「線の細い透明感のある美男美女じゃなきゃ絶対ヤ ダ」と叫ぶ女子(男子も?)はさぞや多かろう。

そういう意味でも、嵐の松本潤によく似たこの美しい双子のような二人をハントしてきたヴィ ルジニー・テヴネはエラい。さらにエラいのは、求められるものがわかっているスタイリストのように、おしゃれなテイストに仕上げてくれている点である。カ メラという小道具を役者に持たせてくれたおかげで、かつてマガジンハウスから出版されていた雑誌『オリーブ』を見るがごとく、フレンチポップのフレーバー 越しに本作の毒を楽しむことができるのだ。

ヴィルジニー・テヴネはパンフレットのインタビューで、「私の興味を引くものは、思春期の、い わゆる“モラトリアム”の状態です。18歳から30歳??あるいはもう少し上??までの年代で、大人になることを、何かを選択することを拒否する人々…。 エリザとエリックは猶予の状態にあるのです。自己の発見、自らの性を知ること、性の目覚め、成熟、そういったものすべての猶予状態にあるのです」と語って いる。

二人のモラトリアムは、意外な結末をともなって終焉するわけだが、未だにモラトリアムが続いている自分にとっては「締切」を見せられたような映画であった。気になる者は各自DVDをレンタルし、このパンフレットとともに確かめるべし。     サイズ:A4(210×298)
ページ数:20P
色数:カラー、モノクロ
紙質:マットコート紙系統
ウェイト:約70k

CONDITION: DEAD STOCK

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